ショウガは体を冷やす?乾姜と生姜のちがい

 

そうめんや冷やしうどんを食べるとき、薬味としてショウガを一緒にいただくことがありますね。
ピリッとした刺激と清涼感、さわやかな風味は夏にぴったりです。
生のショウガを加熱せずに食べると、体の中心部を冷やす効果があるのです。

え?ショウガが体を冷やす?と思った方はいませんか。

食べ方を変えれば、ショウガは体を温める効果をもちます
いっしょに見ていきましょう。

ショウガに含まれる辛み成分

ショウガの有効成分に、ジンゲロールとショウガオールがあります。

ジンゲロール

  • 末端の血管を拡張させ、血行をよくする。
  • 末端を温めて体の中心(内臓)を冷やす
  • 生のショウガに多く含まれる。
  • 発熱時や夏に生のショウガを食べるのは、末端や体表面を温めて熱を体外に放出させ、体の内部を冷やす効果があるため。
  • 末端冷え性には効果的だが、体温そのものが低いタイプの冷え性の方は注意

ショウガオール

  • 体の内側から体温を上げる。
  • 体の中からじんわりと温める。
  • ショウガを加熱すると、ジンゲロールの一部がショウガオールに変化する。
  • 体温そのものが低い冷え性の方に効果的

漢方薬 - 乾姜と生姜とは

漢方薬には乾姜(カンキョウ)と生姜(ショウキョウ)があります。

乾姜(カンキョウ)
ショウガを蒸してから(または茹でてから)乾燥させたもの。
ジンゲロールが比較的多い。→体温そのものが低い方に効果的

生姜(ショウキョウ)
ショウガを生の状態から乾燥させたもの。
ショウガオールが比較的多い。→末端冷え性の方に効果的

体温そのものが低い方へ

冷え性

ショウガオールをとるには?

生のショウガを加熱すると、ジンゲロールの一部がショウガオールに変化しますが、注意点もあります。

  • 通常の調理(ゆでる・蒸すなど)では、ごく一部しかショウガオールに変わらない。
  • 温度が高すぎたり、加熱が長すぎたりしても効果が落ちる。
  • 加熱して温かい状態ではショウガオールに変化しても、冷めるとジンゲロールに戻ってしまう。

例えば温かい紅茶にショウガのすりおろしを加えて飲む場合、温かいうちに飲んでしまいましょう。冷めるとジンゲロールに戻ってしまいます。
しょうが焼きでは、高温になるためショウガオールが壊れてしまいます。
煮つけに加える場合、ショウガオールが煮汁に溶け出すため、効率が下がります。

ショウガを使ったお料理はおいしいので、お料理については今までどおりとし、冷え性改善としては、乾姜(カンキョウ)を使うのがいいですね。
わたしは習慣として1日1杯、手作り乾姜を使ったドリンクを飲んでいます。

乾姜のつくりかた

  1. しょうがをよく洗い、できれば皮つきのままスライスする(1~2ミリ)。
  2. 熱を加える。
    • 蒸す(重ならないように並べて60~120分。圧力鍋なら30分。)または、
    • ゆでる※(効果はやや落ちるが、蒸すのが面倒なら茹でてもよい)
  3. 乾燥させる。
    • 天日干しで約1日 または
    • 室内干しで約7日間 または
    • オーブンなら100度で約1時間。冷めたときにカラカラになっていればOK。
  4. (お好みでミキサー等で粉末にする。)

    ※ゆで汁は、わたしはカレーやスープなどの料理に使ったり、はちみつやレモンなどを加えて飲んだりしています。夏なら炭酸水を加えて手作りジンジャーエールもオススメです。

おすすめの乾姜

ショウガオールをとるには乾姜がいいと分かっても、やっぱり作るのは面倒…

そんな方には手軽なこちらをおすすめします。

【乾姜パウダー】

【ジンジャーシロップ】

【サプリメント】

乾姜の使い方と注意点

【使い方】

  • 温かい紅茶や昆布茶にひとつまみ加えて飲む
  • 水炊きなどの鍋料理の仕上げに加える
  • カレーやお味噌汁、スープに加える など

一日2~3gを目安に摂取すれば、体がポカポカして効果が感じられます。
冷蔵庫で保管したり、冷たいものと一緒にとったりすると、せっかくのショウガオールの効果が減少しちゃうので、温かいうちに召し上がってください。
もし冷めた場合は、また温めるといいですね。

ショウガのとりすぎに注意

食べすぎるとおなかを下す恐れがあります
ショウガは効果が高い食べ物なので、体への刺激も強いです。
過剰にショウガをとってしまうと、胃腸の表面を荒らして腹痛や肌荒れの原因になります。少量ずつ毎日とるのがいいですね!

まとめ

ショウガの有効成分には大きく2つあり、それぞれ効果・効能が異なります。
季節や、ご自身の体調・体質にあわせて、効果的にとりましょう。